2019年9月16日月曜日

疑似生命体その2

社会が、疑似生命体である根拠は、もう一つあります。それは、人類学の成果により、ヒトという生物が、徐々に進化して人間になったことは、確かであることが、分かってきました。ここで、ヒトと人間の間の明確な境界はありません。

そのことは、生物としてのヒトと、人間結合体である社会が、連続的につながっているということを意味します。だから社会という場合、生物的要素は、社会の中に包摂されてきました。その後、人間の進化は止まっても、社会は進化し続けてきました。しかし、人間は、生物的要素から免れることはできません。だから、社会もまた、どこまでいっても、生物的要素は、消えることはないと思います。

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