人間は、生物でありながら、「心」をもつという点で、生物を超えた存在です。心は、かつては、哲学や心理学の研究対象でしたが、現在劇的進展が開かれつつあります。それは、考古学や人類学の研究対象となっています。猿人からホモサピエンスまでの進化を追求することで、人間は心をどのようにして獲得してきたのかが、かなりわかってきております。心が、物的証拠をもとにした実証科学として、ようやく科学研究の対象になっているのです。
赤ん坊は、母親の顔をじっと見ます。こうした行為を通じて、母親から「心」は、次第に伝えられ、心を通じ合うことを学び、音声による対話を学びます。だから物心ついた時、すでに、生物ではなく、社会的存在であり、それが人間なのです。
人間は、心を持つことで、豊かな感情を持ちます。他の動物にはない、激しい怒りや、悲しみ、喜びなどです。そして、人間特有の死にたいする感情を持ちます。
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