余命が限られた人の幸福は、通常の人の幸福と同じではありえないでしょう。しかし、幸福の追求は、生きている限り、放棄することはできない、個々人の固有の権利であり、衝動ではないでしょうか。では、ベッドから離れられないガン患者の幸福追求とは何でしょう。それは、色々あるでしょうが、中でも大切なのは、少しでも、快適な医療ではないでしょうか。では、快適な医療とは何でしょうか。
通常、治る場合の医療は、治すことが最優先されますから、医療行為は、医者の主導になります。しかし、治らない医療は、それは医療であると同時に、幸福追求の一手段となります。つまり、患者が主導権を持ち、医療は、それに従う、これが、快適な医療ではないでしょうか。それによって、ガン患者の幸福追求権は、そうとう改善できるのではないでしょうか。
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